全統マーク英語模試対策

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26年度は3Cと6ABをすませると6点問題がないので5点の問題を解いていくことになります。ですから13頁に戻りましょう。これは不要文除去という問題ですね。最初の2行目から3行目に書かれている冒頭文と下線部が関連性のない場合に除去するのが基本です。ですがここは全文を読まなくてはならない上に更に単語レベルも簡単ではないので少し厄介なんですね。時間もかかってしまうかもしれません。慣れれば何ともないんですけどね。では取り組んでみましょう。

(29)は睡眠がテーマですね。睡眠不足は健康に害があるに加えて寿命も短くなると書かれています。①はその寿命が短くなることを別の表現で言い換えているだけです。つまり同じ意味ですね。ですから繋がりは悪くないと考えます。②は驚くべきことに「睡眠時間の取りすぎ」も健康にマイナスだと書かれています。これも特に不要だとは考えにくいですね。ところが③になると「突然に男女差」の話になって来るわけですね。こういう風に「何故に突然に」という不要文が置かれて来るとそれが正解になるんですね。①を読んで②を読んで③に間違いが来ると正解は見つけやすいと思います。ところがいきなり①の不要文が置かれていると正解として選びにくいんですね。ですから選択肢①はこの不要文除去の問題に関しては要注意なんですね。しかもここは5点なので落とすと痛い箇所なんですよね。
(30)キャンプに行く場合は犬も連れて行けというアドバイスでスタートしています。理由があります。自然の景色や音が人間にも動物にも良いからなんですね。ここまでが前段です。プラスイメージを強く意識したいですね。どこかでマイナスに変化するところがあれば気をつけたいですね。①②③④を飛ばして最後を読みます。意外でもないんですがこれは効果があるんですよ。すると犬を連れて行ったら2倍も楽しみが増えますよと書かれていて最後もプラスイメージです。ということは変化がないと考えたいですね。あればそれが正解ですね。②は「犬は自然を楽しむ」とあります。③は「更に人間を驚かすかもしれない」とも続いてきます。④で「人間も犬と一緒だったら楽しい」ときます。つまり②③④は繋がりがスムーズなんですね。ということは①を仲間はずれにして正解ということになりますね。先ほども書いたのですが実は①を答えにする問題が最も難しいんですね。ですがたくさん当たってたくさん間違えたら良いと思います。そうすると間違えなくなるんですね。
(31)が①になるとは考えにくいですね。ゼロではありませんが可能性は低いと考えます。台所用具で最も重要な器具は「手で操作する缶切り」だと冒頭にあります。そして①「缶切りは必要なんだけど最近は電動式がある」と書かれてきます。②に「しかし」があるので何らかの変化があることを予測しなくてはいけません。「手動のものは停電の時でも使える」という内容です。この繋がりは悪くありませんね。具体的に言っても災害時にスーパーからすぐになくなるのは「手動の缶切りだ」と続いています。下線部でなくても丁寧に正確に読んで行けますかね。③の「もう1つの利点はメンテナンスしなくても何年も長持ちする」とプラスイメージがきます。プラスからプラスへの変化なしはここでは大丈夫ですね。ですから繋がりは悪くないんですね。④を飛ばして読むと最終行は「手動の缶切り」の話なんです。ですから④のような「電動缶切り」の話は突然なんですね。不要なんです。ラスト2行と繋がるのは③なんですね。よって繋がりの悪い④が正解になるんです。「can opener」が「缶切り」とすんなり分からないと難問だったかもしれませんね。多義語の自動詞「last」「続く」は絶対に覚えておきましょう。それを知っていなかったら③を選んでしまう可能性もあったんですね。でわまた。